寒い日が続きますが 皆様ご自愛ください
絵と言葉により様々な考察を綴る個人サイトです。絵は主にパステル・CGなどの道具を使い、描くことが多いです。私の生業であるWebデザイン・UI/UXデザインについての考察も!
絵と言葉により様々な考察を綴る個人サイトです。絵は主にパステル・CGなどの道具を使い、描くことが多いです。私の生業であるWebデザイン・UI/UXデザインについての考察も!
パステルや鉛筆などの画材道具や、デジタルペイントツールを使用して描くことが多いです 🎨
デザインというのは、つまるところコミュニケーションだ。 何かを誰かに伝えること。それがデザインの本質だと私は考えている。
たとえば、ドアの取っ手を思い浮かべてほしい。 押すべき扉にはバーがついていて、引くべき扉には握れる取っ手がある。説明されなくても、自然と「押す」「引く」の判断ができる。これはデザイン設計の基本的な考え方であり、視覚情報が人の行動を導く一例だ。
絵もまた、そうした視覚コミュニケーションのひとつだ。 私が一枚の絵を描くとき、そこには私が生きてきた時間や、五感で感じ取ったすべてのものが反映される。「美しい」「楽しい」「気持ちがいい」「美味しそう」「落ち着く」「懐かしい」—— そんな感覚を、私たちは言葉に変えて人に伝える。でも、同じ言葉でも、人によって受け取り方は違う。「赤色」といっても、私が思う赤と、あなたが思う赤は、きっと少しずつ違うはずだ。
しかし、絵なら 私が感じた「赤」を、あなたにも感じてもらうことができる。私が見ている世界を、あなたと共有することができる。 それはとても素敵なことだと思う。
もちろん、ただ感覚のままに描くだけでは、それは単なる自己満足に過ぎない。 絵を「伝えるもの」にするためには、計画的に、設計しながら描くことが求められる。 そう考えると、絵とデザインは切っても切れない関係だと私は思う。
私が絵を描くとき、大切にしているのは「できるだけ多くの人とコミュニケーションすること」だ。 だから、ただそこに存在するだけのオブジェや、意味がわからなくて首を傾げるような作品にはあまり興味がない。もちろん、意図的にそういう表現をすることもできる。でも、私が描きたいのはそういうものではない。
「美しい」「楽しい」「面白い」—— そうしたポジティブな作用をもたらすものこそ、絵とデザインのあるべき姿だと思っている。
このウェブサイトのテーマは「ナチュラルハーモニー」、つまり「自然な調和」。 カラーコーディネートの世界でいう「ナチュラルハーモニー」とは、自然界の光の流れを色彩に置き換えたものだ。明るい部分は黄色みを帯び、暗い部分は紫みを帯びる。 私はこの色彩の法則を、絵を描く際のガイドラインとしている。
私が目指すのは、観る人の目に自然と馴染み、心にすっと入り込むような絵。 気づけばそこにあって、でも、ふとした瞬間に記憶の片隅に残るような、そんな絵を描きたい。
このサイトでは、絵とデザイン、両方の視点からものづくりを語ることをテーマにしている。 私はデジタルツールを使いこなし、Web/UI/UXデザインの仕事をする一方で、手描きの絵も描く。その両方の経験があるからこそ、絵とデザインを横断する視点で考えられるのが自分の強みだと思っている。
だから、ここでは絵を描くことだけでなく、デザインについての考えや、好きなもの、興味のあることも発信していきたい。好きな画家や作品、制作のプロセス、UI/UXデザインに関する考察、日々感じたこと——そういったものを言葉にすることで、自分自身の思考を整理し、発展させていく場にしたい。
アートとデザインの狭間にあるもの。 アナログとデジタルの融合。 そういったものを探求しながら、このサイトを育てていこうと思う。
どうぞ、よろしくお願いします。