loading...

菱川道場 香川合宿

📻 AIラジオ by NoteBookLM


—— 瀬戸大橋の向こう側で、僕らは何を話したのか

ある日の午後、スマートフォンが震えた。
送り主は、菱川晋作。

「奥さんが急遽、旅行に行けなくなったので、一緒に香川に小旅行せん?」

この一文には、うどんと潮風と、そして少しばかりの予感が混ざっていた。
香川のうどんを食べに行くのも悪くない。観光旅行と洒落込むのも悪くない。
僕はわりと軽やかに「OK」と返事をした。

そのときはまだ知らなかった。
それが単なる旅行ではなく、「菱川道場振り返り合宿」という性質を帯びた出来事になることを。


瀬戸大橋を渡る —— 1時間22分の緊張

片道1時間22分。
車で走り出し、やがて巨大なアーチが視界に現れる。瀬戸大橋だ。

海の上を滑るように進む。
景色はなかなかの絶景で、正直なところ、心は少し浮き足立っていた。

だが、ひさびさの高速道路は怖い。

右が追い越し車線だということを、僕は一瞬、忘れていた。
後方から迫る車。
「あ、まずい」と思った瞬間、慌てて左車線に戻る。

追い越していく車に、心の中で何度も謝った。

「ごめんなさい。帰り道は気をつけます。🙇‍♂️」


旅行の顔をした合宿

香川県入りし、「Hotel O. Setouchi」にチェックイン。
16時ごろに到着すると、17時予定だった菱川がすでに部屋に座していた。

どうやら用事が早く終わったらしい。
こういうところが彼らしい。

部屋でひと息ついたあと、自然と話は道場の未来へと流れていった。

空手道場という、いわば身体性の塊のような世界にも、AIの波は確実に押し寄せている。

  • 道場運営
  • 集客
  • 検索順位
  • 確定申告
  • 広告PR など

いまや「強くなる」だけでは済まない。

最近では、あらゆる局面でAI活用をすることも増えているという。
確定申告の相談も、ちょうど今の時期だ。

検索順位は回復してきている。
だが、もう一段、上に行きたい。

それが今回の僕の宿題だった。

AI時代以前のSEO対策は通用しなくなりつつある。
「体験価値」そのものが問われている。

頭を切り替える必要がある。


振り返り合宿 —— 去年の3つ

■ 去年、力を入れてきたこと

  1. UX判断の構造化と言語化
    • 感覚ではなく、再現可能な判断軸を作る。
  2. AIを活用した設計プロセスの高度化
    • AIと競うのではなく、協働する。
  3. プロダクト価値を守るUX提言
    • 効率化の名のもとに、本質が削られないように。

今年の3つの目標

  1. 模倣されない体験価値を守るUX基盤を作る
    • 効率化時代でも存在意義を失わない設計へ
  2. UX判断を個人スキルからチームの共通言語へ
    • 属人化から再現可能な仕組みへ
  3. 構造で語るUXを実践し、議論の質を高める
    • 感情論ではなく価値・競争力を軸に説明

刺身とAI談義

風呂に入り、さっぱりしたあと、食事へ。

どうやらホテルの最高級コースを予約してくれていたらしい。
刺身が驚くほど新鮮だった。

海の透明度が、そのまま皿の上に乗っているみたいだった。

AIの話をしながら刺身を食べる。
少し不思議だが、これが2026年の日本なのだと思う。


こんぴらさん ながーい1,368段 —— 足と心の乳酸

翌朝、菱川は仕事のため、別行動をとることに。

菱川は愛媛の大会審判へ。
僕は琴平町の金刀比羅宮へ向かった。

有名な石段は:

  • 本宮まで:785段
  • 奥社まで:1,368段

寒い季節で厚着をしていたこともあり、汗が止まらない。
足は徐々に乳酸気味になる。

途中で何度も思った。

まだ続くのか。

それでも最奥まで到達。
ほぼ同時に菱川から連絡が
「仕事が終わりました」

登りきった人だけのご褒美

  • 讃岐平野の広がり
  • 急に心地よくなる風
  • 「ここまで来たな」という静かな満足感

焼き鳥とナポリタン

菱川の到着を待つため、下山し、しばらくは、
屋台の焼き鳥をかじりながら、人の流れを眺める。

菱川が到着し、本格的な昼食へ。
僕はナポリタンを選んだ。

うどんではなくナポリタン。香川において。

後から振り返ると合理性のない選択だが、人生はときどき、そういうほうがいい。

再びAI談義。
それぞれの宿題を持ち帰ることを約束し、帰路へ。


合宿という名の確認作業

今回の香川行きは、

  • 時代に応じた課題を見つけ
  • 菱川道場と自分自身の次の一手を考える

そんな合宿だった。

定期的にやってもいいかもしれない。

久々の高速は緊張した。
だが、瀬戸大橋を渡りながら確かに思った。

またこういう機会があってもいい。

絶景も、刺身も、1,368段の石段も悪くない。
けれど本当の収穫は、

「何を守り、何を変えるのか」を言葉にできたことだった。

菱川道場の型と、
僕自身のUXの型。

それらを、時代に合わせて更新していく。

香川の風は、そのことを静かに教えてくれた気がする。

ページの先頭へ

2008 - 2026 Takashi Yoshida. All Rights Reserved.